ペアリング【2024-10-19更新】
食べ方や食べ合わせについて
「料理と料理」や「料理とお酒」、そして「食べ方」など組み合わせ次第で味や食事の満足度が劇的に変化します。
食べ方の例としては、「ヨーグルトにシロップを掛けた場合」と「シロップを掛けてかき混ぜた場合」では味が違います。
かき混ぜてしまった場合は味が均等化してしまいますが、かき混ぜなければヨーグルトとシロップの濃淡を楽しむ事ができます。
アイス珈琲も、ストローを使って飲む場合と、使わずにコップに口を付けて飲むのでは味が違います。
ストローを使って飲んだ場合、舌のどの部分にストローを入れて飲むかによっても味が変わりますし、コップに口を付けて飲んだ方が苦みが少なく感じます。
お寿司でいうとネタを下にして食べるか上にして食べるかなど。まぐろのお寿司では、ガリをネタに擦り付けると面白い味変です。
ワインでは、口に含んだ時にそのまま舌の上を通して飲み込むか、舌の先、横、お口全体に広げて飲むかなど。また、グラスの形状によっても香りやお口への入り方が変わり違った味が楽しめます。
アイスチャイひとつをとっても、当店はチャイを直前にシェイクして提供します。これはチャイの中に空気を含ませる事により味がまろやかになるからです。
ワインも温度や空気の含ませ具合いにより味が劇的に変わるので、この発想をチャイにも取り入れています。
※インドでホットチャイでは、チャイをカップからカップに入れ替えて空気を含ませるパフォーマンスもあったりします。
当店はライスの味や粒の大きさなどにより相性が変わる為、ライスを3種類炊いていて、カレーに合わせて最適なお米を提供しています。
ちょっとした工夫で味は劇的においしくなります!
ワインの場合、自分の好みの味でない物を購入してしまった時、、、我慢して飲むか、諦めて捨てるか、はたまた料理酒にするかなど悩んだりするかと思いますが、相性の良い「あて」を見つけられれば一転してすごく楽しめたりする事があります。
相性に関しては、もちろんその逆もあり、単体の料理やお酒同士では美味しくても、組み合わせると、生臭くなったりなんとも言えない味になったりなんて事もあります。知らないと「あれ?美味しくないな」から始まり、終いには気分が悪くなったりなんて事も、、、。
ワインと料理のペアリングでは、意識しないで食べていると、全く気付かなかったりしますが、一度このペアリングの相乗効果を覚えると、普段の食事がより一層楽しくなりますし、料理作りに対しての考え方も変わります。
ペルフェクトではお客様が少しでも美味しく、そして楽しくお食事できるよう日々研究しています。
そんな「料理科学」を取り入れた料理をお楽しみください。
混ぜるのを楽しもう
食材と食材を組み合わせたり、またそれらを調理するとこにより「料理」となります。
この料理はもうこれだけで完成されていたりもしますが、料理と料理を混ぜ合わせる事により「更なる次元」に辿り着ける場合もあります。
「この料理は100点だ!」と思ってもいとも簡単にもっと美味しく出来たり、また違う楽しみ方が発見出来たり。
常に現状の料理に満足せず、色々な食材を使ったり、料理と料理を混ぜ合わせてみたり、新しい発見と改良を考えて調理しています。
インドではお皿の上で複数の料理・食材を混ぜ合わせて手で食べたりします。当店では「この混ぜ合わせ」を楽しんで頂くためにスタンダードで1人前2種類のカレーを提供。
もちろん相性の良い組み合わせや悪い組み合わせなどもありますが、ぜひ色々と試して頂き自分好みの味・組み合わせなどを見つけて楽しんでください。
たとえば、ほうれん草カレーは万能で、バターチキン、キーマ、ダールなど混ぜ合わせる事により味のバリエーションが膨らみます。
ペルフェクト流のペアリング
ペルフェクト流での、料理とお酒のペアリングは基本的に、
「料理を食べて完全に飲み込んだ後、極少量のお酒を飲み、料理の余韻でお酒と合わせる方法です。
料理とお酒の順番を変えたり、料理を残したままお酒と合わせたり、するなど色々な方法がありますが、味わいが全く異なる場合がります。
基本的に「料理→飲み込み→少量のお酒」の流れで検証していますので、参考にどうぞ。
<ペアリング例>
■スモリーブ(自家燻製ナッツ、チェダーブレンドチーズ、ドライフルーツ、グリーンオリーブ)
カシュナッツ1P,アーモンド1P,チェダーブレンドチーズ1P,ドライフルーツ5P,グリーンオリーブ1P
スプーンの上に上記の食材を乗せ、ひと口でお召し上がりください。
※おすすめのお酒:ワイン、ウイスキー
■ゴルゴンゾーラピカンテ+はちみつ(アカシア100%)
※おすすめのお酒:インドのシングルモルトウイスキー・アムルット・カスクストレングス
味覚は人それぞれ
食べ合わせの相性の感じ方は人それぞれ異なり、「私の天国はあなたの地獄」だったり、またその逆があったりなんてこともあります。
ワインと癖のあるチーズの組み合わせで、強烈に臭くなり『これは地獄の組み合わせだ!』と思っていたら、『この組み合わせが一番好き♪』っていうお客様もいました。
感じ方は人それぞれ異なったりするかと思いますが、この相性を意識して料理を食べたり、お酒を飲んだりすると食事が何倍も楽しくなったりします。
ペルフェクトではこの食べ合わせを独自の主観でコツコツ研究していますので、『これってわかる~』とか『こっちの方が好きだな』などと考えながらお食事やお飲み物をお楽しみ頂けると嬉しいです。
余談ですが、「食べ物と食べ物」で合わせる場合、私がレシピ開発をする場合には、メインとなる食べ物を食べ、それがお口に残っている状態で何種類か他の食べ物も口に頬張り、その中で相性の良いものがあるかどうか探ります。
ピンとくる組み合わせがあれば、それを単体で合わせたり、複数の種類で合わせたりして調整します。こうすると思わぬ発見ができたり、手っ取り早くレシピ開発が出来たりしますので参考にどうぞ。